あたたかい家づくり
寒冷地の冬は厳しい寒さに見舞われるので、暖かい家であることが絶対条件になります。
よく「一軒家は寒い」と言われますが、設計の時点で工夫することで、住居内の温度を快適な温度に保つことができるので、年間通して快適な家をつくることができます。
そこで今回は、暖かい家づくりのための3つのポイントをご紹介いたします。
暖かい家づくりのアイデア3つ
暖かい家づくりで欠かせないのが、「外気の影響を受けないようにする」「室内の暖かい・涼しい空気がもれないようにする」の2点が重要です。
そのためには、家を建てる設計の時点で暖かい家づくりの工夫をしていく必要があります。
ここからは、これから家を建てる方におすすめの3つの暖かい家づくりのポイントをご紹介いたします。

1.高気密高断熱の家
気密性が高く、断熱性が高い高気密高断熱の家を建てることで、年間通して快適な温度で過ごすことができ、冷暖房費を節約することができます。
高気密の家は、精度の高い建築部材や防湿シート、断熱材、気密テープなどを使って隙間を埋めているので、空気の出入りを防ぐことができます。
高断熱の家は、外壁と内壁の間に断熱材を使用したり、断熱性の高い窓を設置するなどして、熱伝導を防ぐことができます。
2.自然対流の換気システム
建築基準法が改正されたことで、2003年から24時間換気システムの設置が義務づけられています。
24時間換気システムは、室内の空気を清潔に保つことで、シックハウス症候群や住居内のカビやダニの発生などを防ぐことができますが、換気システムによっては室内の温度ムラが起こる場合があります。
室内の温度ムラが起こると、廊下や脱衣所・キッチンなどが寒く、ヒートショックを起こすリスクが高くなるので、自然対流で住居内全体の室温を一定に保ってくれる換気システムを選ぶことが重要です。
3.サッシや窓ガラスにこだわる
外気の影響を受けやすいサッシや窓は、意外と見落とされやすいポイントです。
また、窓だけ断熱性の高いものを選んだとしても、サッシに断熱性能がなければ総合的に断熱性を高めることができません。
そのため、サッシは熱伝導率が極めて低い樹脂サッシを選ぶようにして、窓ガラスは複層ガラスの一種である「Low-E(断熱)複層ガラス」を選ぶことで、外気の影響を受けるのを防ぐことができます。

まとめ
暖かい家づくりでは、「高気密高断熱の家」「自然対流の換気システム」「サッシや窓ガラスにこだわる」の3点が重要です。
この3点にこだわることで、年間通して快適な家を建てることができるので、ぜひ工務店と相談しながら理想の家づくりをすすめてみましょう。